テレビからの悪影響 2
ここでいう「遠心的文化」とは、テレビという名の電子メディアによって、人びとの情報能力がますます遠くへ拡がっていく一方では、彼ら自ら住む地方の状況には無関心になっていく傾向のことをいうのです。
今日のテレビによる大量社会では、
「地方自治や地方的忠誠心とか、草の根は弱くなる」半面では、「権力と関心は遠い権力の帝国的首座にますます流出するのである」(カンドー)。
次に、最後にテレビとスポーツの関係に触れておきましょう。
アメリカの「ビッグ・スポーツ」といわれるフットボール、野球、バスケットボールなどは、テレビと互いに持ちつ持たれつの深い関係にあります。
たとえばアメリカで最も人気の高いフットボールの場合、プロと大学を含めて、テレビ中継は1971年の年間800時間に対し、1978年には2200時間と、着実に増加しています。
したがって、ネットワークの収支に占めるスポーツの比重も大きいのです。